ドラゴンナイト4のゲーム紹介
ドラゴンナイト4はエルフのドラゴンナイトシリーズの第4弾で初のシミュレーションゲームとなります。
オリジナルは1994年にPC98用対応ゲームとして発売されました。
ここではPC98版からリメイクされたWindows版をご紹介させていただきます。
ドラゴンナイト4のストーリー
魔界からルシフォンが人間界への侵攻を企て、人々を石化させる黒い霧を用いて西から世界を覆い始める。
勇者ヤマト・タケルの息子のカケルはドラゴンナイトの血を引くセイルととともに冒険の旅へと出かけたが、黒い霧が迫ってきて後戻りが出来なくなる。
そしてカケル達の前にエトと名乗る男が現れ、ルシフォンを倒すためにともにはるか東のライムリン王国を目指すことになる。
ドラゴンナイト4のシステム
このゲームははるか東のライムリン王国を目指すのが目的です。
途中にある街や村などでは仲間や人々と会話をしたり、稀にスキルの種を見つけて仲間の能力を強化することができます。
訓練場では志願したキャラクター二人のうちいずれかを仲間に加えることができるのでパーティー全体のバランスが良くなる方を選ぶことをおすすめします。
基本能力は男性の方が高いですが…
女性が仲間になれば後々エッチシーンが見れることになります。
街や村ではこれらエッチイベントを見つけるのも楽しみの一つとなります!
そして戦場マップではターン制のシミュレーションバトルが開始されます。
基本的に素早いユニットほどターンが回りやすく、移動しながら範囲内にいる敵軍を攻撃して全滅させます。
各ユニットはリーダーキャラ含んだ9人編成の部隊だったPC98版とは異なり、カケルやセイルなどそれぞれのキャラごとにHPが設けられました。
なお今回は「スキル」を取得できるようになり、剣士系のカケルやエトでも遠距離攻撃が可能になりました。
さらに魔導士系は詠唱時間こそあるものの成長すると複数の敵に大ダメージを与えられるので驚異的な性能を発揮してくれます。
このようにドラゴンナイト4は街や村で仲間を増やしながら、戦場でバトルを制し次の街や村を開放することを繰り返してライムリン王国を目指します。
ドラゴンナイト4のレビュ―
【採点は10点満点、総評はトータル】
キャラクター
【8点】
同ブランドの同級生シリーズでお馴染みの竹井正樹氏によるキャラクターデザインでメインヒロインのナターシャを中心に、次々と魅力的な女の子達が登場します。
ただ訓練場の選択もある為、一周では全ての女の子を仲間にすることができません。
好みの女の子も大事ですが、シミュレーションゲームなので外見よりもゲームを進めていく上で有利な職業、性能を持ってるキャラを仲間にするのもある程度重視する必要があります。
エロCG
【8点】
訓練場では女性を選んだ方がそれだけエッチなCGに巡り会える機会が増えることになります。
ただ、戦闘で死んだキャラは仲間からはずれるのでCGも見れなくなります。
(※難易度イージーでは死なない)
エロイベントのテキストは当時のエロゲーテイストで淡白にまとめられてる印象ですが、私はあまり長いのを好まないので丁度良く感じます。
ほとんどのキャラは1、2回しかエッチなシーンがなく、ヒロインのナターシャは当然ありますが中には本番がないキャラもいるので物足りなく感じる方もいるかとは思います。
そこはキャラの好みによるところなので満足度に個人差はでてきます。
これも私の好みですが、濃厚なエッチシーンよりも主人公のカケルがするようなイタズラ的な軽めのエッチCGの方が大歓迎です!
システム
【8点】
ゲームは基本的に街と戦場の繰り返しの非常にシンプルでサクサクと進み、新たな出会いやエッチイベントなども多いので飽きさせないようによく考慮されています。
戦場では移動して攻撃する、時にはスキルや魔法を使用するなど一般的なシミュレーションですが、わりとユニットの性能の差を感じます。
詳しくは以下に。
難易度のバランス
【8点】
リメイクされたことで難易度が選べるようになり、「EASY」では仲間がやられても死亡にはならずその後も復活しますが、難易度に関わらずカケルやエトなど一部のキャラが一人でもHPが0になると即ゲームオーバーになります。
だからカケルなどを死なせない為に強化するのは当然ですが、危険を犯して必要以上に前に出すメリットは感じられません。
それにリメイク版となって遠距離系、魔導士系が極端に強くなった印象があります。
特に魔導士は育てていくと強力な魔法を一度に複数の敵を攻撃できるので恐ろしく強くなり、他のキャラが使いにくくレベルも上げづらくなるという悪循環になることも。
後半になるほど戦闘は厳しくなりますが魔導師系の育て方次第で簡単にも難しくもなるので、カケル達剣士系もスキルで遠距離攻撃が可能となりましたが魔導士系のインパクトには遠く及ばないのが残念なところです。
また訓練場で仲間を選択する際、あまりバランスが悪い性能で固めると後々苦しい展開になります。
火力や射程が強くてもあまりスピードや歩数が少ないキャラは敵にとどめをさしづらくレベルも上げにくい傾向があるので街や道端などで見つかるスキルの種を使用することで長所を伸ばしたり短所を補填するなど調整はできるようになってます。
PC98版は難易度設定がなかったことと味方全員が出撃できたことで仲間を殺されないにとにかく慎重に慎重になりましたが、リメイク版では戦場に参加できるのは最大12人という制限ができました。
これにより、明らかにお荷物キャラは使用せず、火力の強い有能なキャラに絞って種を使って強化していく方が格段にゲームが進めやすくなります。
その意味では難易度はオリジナルから随分楽になったといえます。
音楽
【9点】
BGMはPC98版をベースにどれも高いクオリティでリメイクされ、とくに戦闘シーンは本当にカッコイイ曲がたくさんあり盛り上がります!
総評
【41点】
1994年発売のゲームのリメイク作品ではありますが、そこまで古臭さは感じません。
戦闘シーンが3D表示になったことにより、マップにも高低差などが生まれ、道筋も複雑になり、PC98版よりもいくらか時間がかかるようになっています。
ただ街も3Dになったのはあまり意味を感じられません。
そしてストーリーは当時でも話題になった後半の衝撃的展開は必見です!
色々と疑問に思ってた伏線が回収されるこのゲーム最大の見どころと言って過言ではありません。
ドラゴンナイト4は、一度クリアしても次は別のメンバーでチャレンジするなどして新たなイベントを見ることもできます。
シンプルなシステムではありますが、各ユニットの性能やカワイイ女の子達のエッチシーンを楽しみつつそれなりに難易度のあるシミュレーションRPGを楽しみたい方に非常におすすすめです!