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【シャングリラのレビュー】10人の美女の救出を目指す戦略シミュレーション!

シャングリラのゲーム感想

シャングリラのゲーム紹介

シャングリラ(SHANGRLIA)は、1991年8月にPC98シリーズでエルフからリリースされたシミュレーションゲームです。

 

ここでは後にWindowsに移植されグラフィックなどを強化したリメイク版のご紹介をさせていただきます。

 

シャングリラのストーリー

シャングリラのゲーム感想トオルは恋人との散歩中に見つけた猫を追いかけ、ある洋館に入ってしまう。

そして別の世界であるヒュンケル帝国からやって来た魔導士のフェルマータと出会う。

ヒュンケルは隣国のガルーン王国の「マドゥーの呪い」によって主力である10人の武将の魂が別世界に飛ばされ存亡の危機に陥り、トオルにも王子の魂が乗り移ったと聞かされる。

 

トオルは25日の期限内に10人の武将を救出して呪いを解かないと自身の命も消滅すると知らされ、戦場の指揮を執ることとなる。

 

シャングリラのシステム

シャングリラのゲーム感想

まずは洋館内の各部屋を訪れ、フェルマータによって魂を仮の姿に宿した女の子達から話を聞きます。

 

シャングリラのゲーム感想そしてお好みの女の子のいる部屋から「ペンダント」を使うことで別世界へ飛び立ち、シミュレーションパートへと移行します。

順番はとくに決まっていませんが難易度が異なります。

 

シャングリラのゲーム感想シミュレーションパートではまず主人公のトオルの統率力内(コスト)で出撃する部隊を選択します。

全10種類の部隊はそれぞれ攻撃力や防御力だけでなく、地形による移動距離の制限や射程攻撃など特徴が異なります。

また、対戦する部隊によって得意な部隊や苦手な部隊があるので事前に全体マップで敵の部隊を把握して有利な部隊を編成するのが基本となります。

 

シャングリラのゲーム感想

戦場では自軍と敵軍の交互に命令を実行するターン制となり、敵軍を全滅させるか城を占領すれば勝利となります。

マップ内にある砦は体力を回復することができ、敵軍の砦も占領することで自分の回復ポイントにできますが、占領できる部隊は剣士隊と槍隊のみとなるのでどの戦場でも一、二体は出撃させておいた方が安心です。

地形によっては一部の部隊以外は移動歩数が減少したり進入できないところも存在します。

 

シャングリラのゲーム感想選択した部隊を敵軍に近づけ、射程距離内に入ると攻撃を実行できます。

戦闘はオートで進行し、一部隊8人で編成された各部隊は全滅すると戦場から離脱します。

対戦する部隊との相性によってダメージが大きく変化するので常に意識しておく必要があります。

 

部隊を移動させ、戦闘を繰り返し、見事戦場で勝利すれば部隊長の女の子の魂が復活し、対応する部隊の能力がアップします。

 

シャングリラのゲーム感想そして、魂を救出された女の子は…ご褒美として服を脱いでくれます!

 

このように期限内に10の戦場ですべて勝利して10人の武将(女の子)をすべて復活させればゲームクリアとなります。

 

シャングリラのゲーム感想なお、難易度に関係なく一度ゲームをクリアすればタイトルにスペシャルMAPが追加されます。

ストーリーとは直接関係ありませんが、クリアデータを使用して新たな20のマップにチャレンジすることができます。

 

シャングリラのレビュ―

【採点は各10点満点、総評はトータルで50点満点】

キャラクター

【9点】

シャングリラのゲーム感想
シャングリラのゲーム感想
シャングリラのゲーム感想
シャングリラのゲーム感想

 

オリジナルは1990年代の発売ですが、リメイク版でもキャラクターのデザインそのものは大きく変更されていません。

ただ、特に古臭い印象もなく救出すべき10人の女の子は全体的に可愛い子が出そろっている印象です。

 

エロCG

【9点】

シャングリラのゲーム感想

エロシーンは画面いっぱいの縦スクロールで披露されます。

1人あたり4、5枚のCGがあり一度の勝利で上着、シャツ、スカート、下着など順番にどんどん脱いでくれますが、キャラによっては「1人目」として選択しないと閲覧できない隠しCGも存在します。(同データ以外でも回収可能)

可愛い女の子ばかりでCGは全体的に正面を向いた立ち絵のまま脱いでいく流れをリアリティに見せてくれますし、テキストは少なくあっさりしているのでダラダラ長いテキストを好まない私にとってこのゲームのエッチシーンは大満足でした。

 

システム

【7点】

基本的にこのゲームの進行は以下の繰り返しとなります。

 

女の子のいる部屋から戦場へ向かう⇒
マップを確認して最適な部隊を編成する⇒
勝利する⇒
対応する女の子の部隊の能力が上がる
部屋に戻ってエッチシーンの鑑賞⇒
次の部屋へ

 

シミュレーションパートは各部隊の性能を活かした戦いが楽しめます。

一度全滅した部隊は二度と復活しないですが、頑張って敵を倒し続けていけば徐々に強くなっていきます。

ただ、それ以上に部隊の強さは対峙した部隊との相性で決まるといってもいいいです。
補充もきくのでそこまで神経質に部隊の全滅を恐れる必要はないかと思います。

難易度にもよりますが一回のマップはほぼ20分以内に終わるので非常にテンポはいいです。

 

難易度のバランス

【6点】

シャングリラはゲーム開始時に4段階の難易度から選択できます。

シミュレーションゲームによっては難易度の捉え方が異なりますが、私はノーマルでも比較的難しいと感じました。

 

シミュレーションが不安な方は最初は試しにノーマルで始めてみて難しいと感じたら難易度を下げて最初からやり直すなど調整してみてください。

ただ、イージーは敵の数が減って極端に簡単になるのでほぼどなたでもクリアできるかと思いますが、シミュレーション本来の楽しさが減少する恐れがあります。

 

音楽

【6点】

曲数は12曲とそれほど多くありません。

同じエルフのシミュレーションのドラゴンナイト4はとにかく戦場マップのBGMはカッコいい曲が多く非常に盛り上がったのですが、今作は残念ながら特に印象に残る曲はありせんでした。

 

総評

【37点】

シャングリラはシミュレーションゲームでありながら気軽にサクサクできるゲーム展開が魅力です。

部隊ごとに長所や短所があるのでどのように部隊を厳選して敵軍を撃破していくかというところにシミュレーション本来の戦略要素を楽しむことができます。

 

ただ、他のシミュレーションゲームと異なり一部の部隊を除いて後方の部隊が前方の部隊を追い抜かすことができないのは不満でした。
それにより橋など細い道では渋滞状態になったりします。

そうなると順番や地形による制限を受けない飛行部隊が圧倒的に使い勝手が良く、マップや難易度によっては地上部隊、とくに移動歩数の遅い部隊はまったく出番がありません。

同じくリメイク版のドラゴンナイト4のように種による能力の強化や成長によって特殊なスキルを覚えるなどの対処があっても良かったと思います。

 

シミュレーションパートに関しては全体的によくできてるのでマップごとで活躍できる部隊、性能のバランスがもう少しよければ評価はさらに上がったと思います。

追加マップがあるといはいえボリュームも決して多いとは言えません。
色々と惜しい感じはありました。

 

キャラクターデザイン、エッチシーンの展開などは本当に自分の好みだったのでそこは非常に満足しています。

このゲームは特にキャラクター、エッチシーンの見せ方、シミュレーション要素、ボリュームなどどこに重点を置くかによって評価は大きく別れるかと思います。

 

なお、この2005年に発売されたリメイクのシャングリラにはパッケージ版がありましたが現行のOSでの動作は不明です。

そこで本サイトでは2017年からFANZA GAMESによって配信されてる
Windows7/8.1/10に対応したダウンロード版での購入をおすすめいたします。

 

シャングリラのゲーム感想

 

そしてシャングリラが楽しめた方は続けてシャングリラ2もプレイしてみてください。

一作目と二作目がセットになったマルチパックもあります。

さらにストーリーを重視したシミュレーションを遊んでみたい方はドラゴンナイト4もプレイしておくべき作品としておすすめします。

 

 

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