戦国ランスのゲーム紹介
戦国ランスはアリスソフトの大人気・ランスシリーズの第7作目です。
従来のランスシリーズはほとんどがRPGですが、今作は日本の戦国時代をモチーフにしたJAPANで繰り広げられる地域制圧型の戦国シミュレーションゲームになります。
登場キャラには織田信長や武田信玄、上杉謙信など実在の戦国武将と同名のキャラクターが数多く登場します。
戦国ランスのストーリー
女の子とのHが大好きな鬼畜主人公のランスは、美人が多いと噂されるJAPANへ奴隷である魔法使いのシィルとともに訪れた。
中でも最大勢力の織田家の香姫に目をつけた、いざ会うと思いのほか幼かった為戸惑うことに…。
やがて成り行きで織田家の指揮を執り各勢力との決戦に挑むこととなる。
戦国ランスのゲームシステム
戦略画面ではコマンドで国力を上げたり人材を登用して自国を強化します。
他にもキャラクターイベントや迷宮探索、合戦準備など様々なものがあります。
他国に攻め込んだり逆に攻め込まれると合戦シーンに突入します。
編成したメンバーで定められたターン以内に敵側を全滅させれば勝利となります。
各キャラクターには武士、足軽、忍者などの兵種が割りてられ、前衛・後衛と3人ずつ計6人まで配置できます。
後衛は弓兵や軍師など遠距離攻撃を所持する兵種でしか相手にダメージを与えることができません。
また足軽は味方をガードすることができます。
なお画面最上部のメーターは戦況を示していて兵力差や攻撃などで増減します。
時間切れで決着が着かなかった場合、中央より押している方が勝利となります。
ターンを終了すると各国の戦況が報告され、時には会話イベントが発生します。
他国には様々な美女やイロモノキャラがいて、関係するイベントをクリアしたり所属する国を制圧することでランス陣営の仲間に加えることができます。
もちろん、美女を手に入れればランスのヤることは一つです。
なお戦国ランスは「天下統一を目指す」をゲームではありません。
このゲームのターンは時間軸に近い概念があり、ターンが進むと強制的にイベントが発生し、時には他国同士が争って片方の国が滅んだりなど状況がどんどん変化していきます。
基本のプレイスタイルは自由で、どの国に攻め込むかで配下に加わるキャラクターやエッチできる女の子が異なりますし、順番や選択肢によってはその後の展開が大きく変化したりすることもあります。
ただ他国からの侵攻や強制イベントに備えて常に自軍の強化は怠らないことが重要です。
なおクリアすることで、二周目以降は分岐ルートが発生します。
一部のキャラの専用ルートであったり、純粋な戦国シミュレーションを楽しめるモードもありますのでボリュームは非常に膨大です。
戦国ランスのレビュ―
【採点は10点満点、総評はトータル】
キャラクター
【10点】
ランスの鬼畜っぷりとそれをサポートするシィルの関係は今作も変わりません。
そして、戦国ランスには実在の戦国武将と同名の美少女武将が非常に多く出てきます。(一部例外あり)
ランスシリーズでもトップクラスに人気のある上杉謙信も今作から初登場です。
もちろん、JAPAN以外にもかなみや志津香など過去のシリーズに出てきた一部のキャラも登場するので、シリーズを通してプレイしている方には嬉しいサプライズだと思います。
エロCG
【8点】
戦国ランスでは美少女キャラが多数出てきてそのほとんどにエロシーンが用意され、キャラによっては2種類以上あります。
質、量ともに申し分ないのでもう少し点数を上げたいところですが、
各キャラクターのエロシーンは簡単に見ることはできません。
お目当てのキャラのエロシーンを見たいと思った場合、
そのキャラクターが仲間にいるか、捕らえることができたか、正しい選択肢を選んでるか、必須イベントを消化してるかなど様々な要素が絡んできます。
道筋が困難な反面、逆にいえばエロシーンに辿り着ければそれだけ達成感も味わうこともできるので、戦国ランスのようにゲーム性のあるゲームを好むユーザーには理解していただけると思います。
なお仲間になったキャラクターは戦略画面のコマンドで個別イベントを選択できるので、集中して実行すれば信頼度も上がり、新たなCGも見れたりスキルを強化することもできます。
ただこればかりを実行してしまうと「ターン制限」が気になってしまいます…。
(下の「難易度のバランス」で説明)
システム
【10点】
ゲームのシステムは内政、外交、人事、軍事など従来の戦国シミュレーションにランスワールドが加わってるのが最大の魅力です。
とにかく最初から実行できるコマンドや進行する国も多く迷ってしまいますが、自分の好きなように好きな国から攻め、その国で起こるイベントや新たに加わる仲間、女の子と知りあうことができたり、合間合間ごとのランスの鬼畜っぷりのセリフなど読んでいて面白いです。
その為、色々な国に攻めて他国のイベントをどんどん見たい気にさせてくれます。
そして合戦シーンは本当によくできていると思いました。
単なる兵士数だけでなく、兵種の配置やガードの使いどころ、コマンド順、時には時間切れの優勢勝利を狙うなどシンプルながら色々な戦略の練り方が楽しめる作りとなっています。
戦国ランスのゲームシステムは本当に「ゲームを夢中にさせる」ことについて最高峰の完成度といって過言ではありません。
一方で、難しく感じる部分もあるといえばあります。
それは次の「難易度のバランス」でご説明いたします。
難易度のバランス
【4点】
プレイしてて非常に面白い戦国ランスですが、難易度はちょうどいいのか?といわれればそうは思いません。
初プレイでクリアを目指すなら、無駄なコマンドは一切避けて少しでも早くランス中心に自軍に有能な人材を集め強化するのは必須です。
そうはいっても選択するべきコマンドの見極めも初回じゃなかなかつかめません。
戦国ランスが他のシミュレーションと比較すると難しく感じるのは以下の3点です。
・反撃戦
・資金不足
・強制イベント
この3つは全て見えないところで深く関わっています。
優秀な人材を集め、自軍のレベルを上げるなら合戦はどんどんやるべきです。
ただ、他国に攻め込んで勝利したとしても、高確率でその後のターンで相手が反撃戦を仕掛けてきます。
もちろん、負ければ取り返されてしまいます。
反撃戦に備えるにはそれなりの武将数、兵士数も確保しなければならず回復するのにもお金がかかります。
領地が減れば収入も減り、お金のやりくりが回らない悪循環の事態が起こります。
それに加えてこのゲームでは一定のイベントを終えた後やターン数で定められた強制イベントがあります。
初回では、ラスボスまで突き進む強制イベントに入ってしまうとその後の自軍の強化はできなくなるので、育て方が間違ってると最悪ラスボスを倒せずに詰んでしまう可能性も出てきます。
絶対不可能とは言いませんが、このゲームのコツを掴むにはプレイしてみないとわからないところがあります。
ただ通常のゲームならうまくいかないと投げ出してしまいそうなところも、
このゲームが面白いから頑張ってクリアを目指したい!
という気持ちにさせてくれるのは何気にすごいところです。
音楽
【8点】
和風チックな戦略画面や危機感を煽る反撃戦などBGMが非常に盛り上げてくれます。
もちろん、エッチシーンの「あの曲も」健在です。
総評
【40点】
戦国ランスは面白おかしくいやらしいランスワールドでシミュレーションを楽しめます。
各ターンで実行できるコマンド数は限られているので初回では実行していないコマンドやイベントを見てない他国、出会ってない武将もかなり多いはずです。
初回では絶対倒せない敵やターンの時間切れなどで侵攻できてない国もある為
一度クリアしたくらいでは半分も遊んでない
といえます。
そのやり残したモチベーションを維持したまま2周目に突入し、「次はこっちを攻めよう」「このコマンド試してみよう」など初回とは全く違った展開にできます。
さらに2周目以降から複数の分岐ルートも発生するので、時間の許す限り遊び続けたくなる中毒性の高いゲームです。
立て続けに起こる反撃戦など一部で厳しく感じるところがありますが、それ故に違った方向から攻めたり前回と違うコマンドの進め方をするなど色々試して自分だけの攻略法が見えてくるので、より一層、戦国ランスは面白い!!と実感できるところです。
PCでゲームを遊べる環境があるなら絶対遊んでおきたいゲームです。