【天冥のコンキスタのレビュ―】魔物を捕獲して仲間にするシミュレーションRPG

天冥のコンキスタ

天冥のコンキスタのゲーム紹介

天冥(てんめい)のコンキスタ」は2020年5月にエウシュリーから発売されました。

このゲームは戦場で魔物を捕らえることで味方ユニットとして使用でき、
ゲームをプレイする時間が足りないというユーザーも気軽に楽しめるコンセプトで作られたステージクリア型のシミュレーションRPGです。

 

天冥のコンキスタのストーリー

天冥のコンキスタのゲームレビュ―

イムニス山脈の周辺では光の勢力である天使軍と闇の勢力である魔族軍が領土の支配権をめぐって絶えず抗争を繰り広げていた。

長い戦争状態が続き闇の勢力が勢いを増して有利に進んだが、闇の勢力を統べる「魔王の崩御」の噂が起こり、魔族軍の統制が徐々に乱れ始める。

天使軍はそこを見抜き勢力は徐々に逆転するが、この状況を好機と判断した一人の男が新興勢力として立ち上がった。

 

人間族のクラウスは元睡魔であるが人間の身体に成り代わった男で睡魔族の能力も未だ宿している。

他者を支配することが可能なその特殊な能力を用いてクラウスはイムニスの大地を統べ新たな魔族の王となることを目論み、闇の勢力を率いて天使軍殲滅に打って出るのであった。

天冥のコンキスタのシステム

このゲームのインターミッションでは各ユニットのレベル上げや武器、スキルの設定のほかサブイベントなどを実行できます。

 

天冥のコンキスタのゲームレビュ―契約・儀式」では戦場で捕らえた天使や魔物の処置を決定します。

 

天冥のコンキスタのゲームレビュ―契約」をすることで指定したキャラをクラウス軍に加えることができ味方ユニットとして戦場に参加できるようになります。

一部のキャラや魔物は契約時にエッチイベントが発生します。

もう一つの「生贄」は仲間にすることを放棄し、儀式ポイントを得ることができます。

 

何よりもこのゲームは儀式ポイントが非常に重要です。

 

天冥のコンキスタのゲームレビュ―儀式ポイントはインターミッションでユニットのレベルを上げる際に使用し、クラスチェンジしてパワーアップする際にも素材ユニットと合わせて必要となります。

生贄以外で獲得するには戦闘中にミッションを達成することになり、ほとんどは指定された魔物を一定数捕らえることです。

 

天冥のコンキスタ

天冥のコンキスタのゲームレビュ―準備を整えた後は戦場MAPに進み、天使軍や魔物との戦闘が開始されます。

基本はターンの回ってきたユニットを移動させたり攻撃することで条件達成を目指すことになります。

キャラクターごとに歩数や得意な地形、攻撃方法によって相性の良し悪しもあるので事前に編成画面で敵のタイプを把握して最適なメンバーをバランスよく配置するのがこのゲームではかなり重要です。

 

天冥のコンキスタのゲームレビュ―

そしてメインシステムである捕獲ですが、方法は大きく分けると二種類あります。

一つは主人公であるクラウスによる「捕獲攻撃」でとどめをさす方法です。
通常攻撃と同じ攻撃力ですが射程はわずか1です。

もう一つはパートナーであるヘルミィナや一部の種族が使用できる「睡魔の接吻」などの魅了系攻撃です。

こちらをターゲットに命中させることで魅了ゲージが蓄積されていき、何度か命中させ100%にした後でとどめをさせば捕獲できるようになります。
ただし相手のHPに対してはダメージを与えることはできません。

クラウスの捕獲攻撃に比べて少し面倒ですが、こちらは射程距離もあり100%にした後は誰がとどめをさしても捕獲できるのが利点です。

 

この二つの方法をうまく併用してどんどん捕獲していきます。

捕獲は単にユニット数を増やすだけでなく、クラスチェンジの素材であったり儀式ポイントを獲得することも目的になります。

ステージが進めば敵はどんどん強くなりますが、儀式ポイントがたくさんあればそれだけ楽に素早くレベル上げや調整ができるので余裕のある限り捕獲はこなしていくことが大事です。

 

天冥のコンキスタのゲームレビュ―このように天冥のコンキスタは会話イベント後のインターミッションで味方ユニットを鍛える傍ら、サブイベントやエッチシーンを楽しみつつ、新たな戦場で敵軍を捕獲しながら目的を達成し、次のステージを目指します。

 

天冥のコンキスタのレビュ―

【採点は10点満点、総評はトータル】

キャラクター

【8点】

天冥のコンキスタのゲームレビュ―
天冥のコンキスタのキャラクターは、ストーリー上によるところですが敵も味方も天使系のキャラに偏っています。

最初は魔族であるクラウスに敵意をもっているのがほとんどですが、捕らえて屈服させ交流を深めることで変化を楽しめます。

 

ただ、戦場においては上位天使の一部はとどめをさすと消滅する直前に「最後の審判」などの全体攻撃を発動します。
HPが少ない味方ユニットが近くにいる時にうっかり倒してしまうと複数のユニットがダメージを受けて戦況が一変することもあるので敵側に天使の数が多い時はかなり厄介です。

エロCG

【8点】

キャラの項でも述べましたが、人型のキャラクターはほとんどが天使なので、エッチシーンも必然的に天使系ばかりとなり、他は女の子の姿をした魔物しかいません。

 

天冥のコンキスタのゲームレビュ―

天使系はともかく女の子の格好をした魔物のエッチシーンを許容できるか?

というのはユーザーによって意見が分かれるところです。
(私はこのゲームに限らず、ある程度人の形をしているなら大丈夫ですが下半身が馬や蛇は無理。)

まぁ天冥のコンキスタではそこまで奇抜なスタイルの女の子系の魔物はいないので8点くらいにしましたが、
とにかく魔物は無理」という方は、お目当てが天使系しかいなくなるので単純に有効となるエッチシーンの数が半減します。

ただ天使系だけでもバリエーションが豊富でかわいい娘が多いので満足はしていだだけるかと思います。

システム

【8点】

時間のないユーザーのことも考えて作られただけあって、シンプルで遊びやすいゲーム性となっています。

そうした理由からか戦場マップに関しては「見た目は」同ブランドの「神のラプソディ」と似てはいますが、コンキスタの方は魔物を捕獲できるという特徴以外はキャラのカスタマイズ性は弱く、「遊びやすい」というのは良くも悪くも取れる印象です。

それに特定のキャラを捕らえるか倒すかで若干の分岐こそありますが、基本的なストーリーは1本道です。

 

儀式ポイントで一気にレベルアップできるのはうれしいですが、儀式ポイントへの依存度が高くなってしまう仕様も魔物を捕らえることが作業的に感じてしまう原因にもなっています。

それにせっかく育てた魔物も、数ステージ後にはレベルの高い上位互換をあっさり仲間にできたりすることも多々あります。
そういうところで儀式ポイントを無駄に消費する可能性もありますが一周目では見極めができません。

次項でも触れますが、儀式ポイントは貴重なのです。

難易度のバランス

【6点】

戦場で何も考えずにどんどん進行して対峙した敵を片っ端から倒していけるのはせいぜい序盤くらいです。

このゲームはとにかく儀式ポイントをたくさん得てレベル上げをマメにしないとステージが1つ違うだけでかなり厳しい展開となります。

その為には可能な限りの敵を捕獲したり、一つでも多くのミッションを達成することを意識しなければいけません。

 

参考の為に私の場合は出会った敵の8、9割方捕獲しましたが、ステージ20までの間に最後の敵1匹を瀕死の残り1人の最後の一撃で勝てたマップが2つありました…。

難易度が高めに設定されているのにレベル上げだけの為に使用できるフリーマップもないステージクリア型なので
魔物の捕獲などを面倒くさがって疎かにしてると途中のステージでどうしても難しい戦場があった時に状況によっては詰んでしまう可能性があります。

ゲームが進めば進むほど味方ユニットの数がどんどん増えて行き、儀式ポイントの数も限られているのである程度主力メンバーを厳選して集中してレベルアップするなど上手に使わなければいけません。

逆に歯ごたえのあるシミュレーションで戦略を練るのが好きな方はおすすめできます。

音楽

【8点】

BGMは20曲くらいしかありませんが、全体的に良曲が揃っています。
とくにラスボスのステージの曲はすごくカッコいいので盛り上がりました!

総評

【38点】

天冥のコンキスタを購入することを検討されてるユーザーに対しておすすめできる部分とできない部分はわりとはっきりしています。

 

【おすすめできるユーザー】
時間がない時でも手軽に遊びたい
・魔物の捕獲を楽しみたい
・歯ごたえのあるシミュレーションを求めてる
・何よりも天使が好き!
【おすすめできないユーザー】
・キャラごとに複雑なカスタマイズを楽しみたい
シミュレーションが苦手
魔物とのエッチシーンはとにかく無理
・ストーリー分岐などやり込み要素で長く遊びたい

 

私なんかはシミュレーションは全般的に好きですし、レベル上げとかもじっくりやるタイプなので捕獲も面倒とは思いつつもシステムとして受け入れられたし、ほどよい難易度で楽しむことができました。(エッチシーンも許容範囲)

ただユニットの種類がすごく多いのですが、使えるユニットはだいたい決まってて使わないのはほとんど使わないという感じでした。
(この辺りはコンキスタに限らずエウシュリーのゲーム全般にいえる)

 

クリア後ももっと遊びたい気持ちが残ってるほど気に入ったもののやりこみ要素があまりなかったのが残念でしたが、
2021年の2月に続編となる「天冥のコンキスタ -魔族制圧編-」も発売されたので購入してさらにコンキスタの世界を遊び尽くすことができました。

一昔前の「ソーサリアン」みたいに今後も一定の感覚で拡張ディスクを出して「コンキスタ」の追加ストーリーを楽しめればいいですね!

 

天冥のコンキスタのゲームレビュ―

 

天冥のコンキスタ―魔族制圧編―とは

天冥のコンキスタ ―魔族制圧編
天冥のコンキスタ ―魔族制圧編―」は「天冥のコンキスタ」の続編となる大型アペンドデータディスクです。

このディスクをインストールすることで新たな「第2部」がスタートし、新キャラが登場しさらに約25もの新マップに加え、新魔族、新クラスなども追加されます。

天冥のコンキスタをクリアして、もっともっと新しいマップを遊んでみたい方はチャレンジしてみてください!

 

 

天冥のコンキスタ ―魔族制圧編

 

※「魔族制圧編」をプレイするには「天冥のコンキスタ」本体のインストールとクリアデータが必要です