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【ランス6 -ゼス崩壊- のレビュ―】秀逸なゲームシステムで遊べる3DダンジョンRPG

ランス6の感想

ランス6のゲーム紹介

RanceVI〜ゼス崩壊〜(ランス6)は2004年8月にアリスソフトから発売された大人気RPG「ランスシリーズ」の6作目です。

本作では冒険の舞台にはじめて3Dダンジョンを採用しています。

 

ランス6のストーリー

ランス6の感想

女好きの鬼畜主人公のランスは、ある日、魔法王国ゼスにて投獄されてしまう。

ゼスは魔法使いが権力を握る魔法国家であり、魔法が使えない者は奴隷同然として虐げられる。

ランスはそんなゼスの体制に不満を持つレジスタンスと手を組み活動を開始する。

 

ランス6のシステム

ランス6の感想ランス6は「拠点画面」をメインに進行します。

ここでは表示されてるイベントを実行する為には蟹玉(赤)、猿玉(黄)、鷲玉(緑)のいずれかの玉が必要になります。

所持している玉を消費することでメインストーリーやサブイベント、エッチイベントなどを実行することができます。

玉が不足している場合は実行できないので各ダンジョンに入り冒険した実績で取得することができます。

 

ランス6の感想

「移動画面」へ進むと冒険する場所を選択でき、ゲームが進行すればどんどん増えていきます。

なお各ダンジョンごとにFP値が設定され、その数値を下回るキャラクターは参加することができません。

 

ランス6の感想

冒険場所を選択することでランスをはじめとするキャラクター視点の3Dダンジョンの画面に切り替わります。

ダンジョンといってもオートマッピングで常に画面に表示されています。

 

ランス6の感想ダンジョン内を進んだり通路内の特定のオブジェクトと接触すると戦闘シーンに突入します。

戦闘では前衛と後衛を3人ずつ計6人まで参戦でき、後衛は魔法や遠距離攻撃でしか敵にダメージを与えることができません。

基本的にはターンの回ってきたキャラクターから攻撃や魔法などの行動を実行するのですが、ランス6ではキャラクターごとにSP(活動力)が設定されており戦闘に参加する度に消費されていきます。

SPが0になったキャラクターは戦闘に参加できなくなるので、どのようなメンバーの選定や順番は重要です。
(キャンプ画面で控えと交代は可能。)

 

ランス6はこのように各場所に冒険に赴き、レベルを上げつつ玉を取得し、イベントを実行して進行します。

 

ランス6のレビュ―

【採点は10点満点、総評はトータル】

キャラクター

【7点】

ランス6の感想キャラクターはランスやシィルをはじめ、今作からウルザやマジックなど初登場のキャラが多数登場します。

もちろんかなみや志津香やマリアなど過去の作品のお馴染みのキャラも冒険の途中に出会い、ランスに力を貸してくれるようになります。

 

ランスシリーズは約30年と非常に歴史が長い作品だけに同じ原画担当でもキャラデザが微妙に変わってる印象があり、私は終盤のランス9や10あたりのキャラデザが好みなのでランス6は少しマイナスにしています。

 

エロCG

【8点】

ランス6の感想

エロシーンは新キャラだけでなく、過去のキャラの分も含めて200シーン以上に及びます。

わりとどのキャラクターも満遍なくエロシーンがあるのでボリューム的に満足できるかと思いますが、エロシーンの質はキャラデザも関係すると思うので、ランス6のキャラデザが好みならプラス1点されてもいいかと思います。

 

ただメインストーリーで必ず出てくるエロシーン以外では、拠点画面のキャラ別のイベントとして実行することになるので、玉が不足していると補充しにダンジョンに潜らなければいけないという手間は発生します。

でもパーティーキャラに対してのエッチは能力や才能限界が上昇するで、玉を惜しまず必然的に実行することになるかと思います。

 

システム

【10点】

拠点画面ではイベントを選択するのにそれに応じた玉が必要になるというのがなかなか面白いアイデアだと思います。

ただ単に片っ端から選択できるよりも、イベントごとに見えない重要度が見受けられるので、軽めのイベントを順次やるか、玉を溜めてスキル取得などの貴重なイベントをするなど自分なりの優先順位を決めるなどの楽しみ方ができます。

また冒険する場所に参加する際のFP値や戦闘に参加できる回数を表すSP値など、他のゲームではまず考えられないような箇所に「制限」を設けることでメンバーの選択や使いどころなど幅広い戦略的要素があるのもよく練られて作られていういる印象です。

 

難易度のバランス

【8点】

戦闘のバランスに関してはわりと癖の強い作品が多いランスシリーズですが、今回はきちんとレベルを上げて仲間を強化していけばほどよい難易度で進行できます。

ただ、パーティ―メンバーが増えていくにつれて「使えるキャラ」と「使えないキャラ」がある程度分かれてきます。

その辺りはSPの残量も考慮して、探索中は使えないキャラで進行し、ボス戦直前で火力の強いキャラなどに切り替えるなど適材適所を考慮すれば調整できます。

 

音楽

【7点】

全体的に場面場面にあった良曲がそろってますが、とくに気に入ったといえるほどの印象のある曲はありませんでした。

 

総評

【40点】

3Dダンジョンに苦手で抵抗ある方でもオートマッピングでスムーズに進めるので大きな問題ではなく、むしろ全体的なゲームバランスが良く、戦闘もサクサク進むのでランスシリーズ初めての方でも十分におすすめできます。

 

とにかく玉を集めてイベントを消化していく流れが面白い!!

「これて何のイベントだろ?」と思うイベント名などを実行するのはワクワクしちゃいますし、とにかく次から次へと出現するので止め時がわからずついつい熱中して時間を忘れてしまいます。

ただ探索中はボス戦の前だろうとセーブができないので、パーティーの全体の強化は必須です。

 

戦闘に参加する使用制限を設けたことで、偏った人数の育て方ができず最大16人配置するパーティ全体的に育てる必要性が出てくるので、「作業感」というより、育てないければならない「使命感」みたいな形でゲームを進めることになるのは巧妙に作られている感じがしました。

 

ランス6はプレイヤーの興味、集中力を掴んで離さないバランス良くできた秀逸なシステムで最後まで楽しめます。

クリア後には強敵にチャレンジできるイベントも発生するのでやり込み要素としても優れた作品です!

 

ランス6の感想