英雄戦姫のゲーム紹介
英雄*戦姫(えいゆうせんき)は、2012年に天狐から発売されました。
このゲームは織田信長、ナポレオン、呂布、アレキサンダー、ツタンカーメンなど
歴史上の英雄、偉人と同名の美少女達が繰り広げる地域制圧型のシミュレーションゲームとなります。
英雄戦姫のストーリー
世界各国では様々な英雄が存在し、各々の国を統治する皆が少女もしくは妙齢の女性だった。
島国ジパングではヒミコと織田信長が覇権を争いっていたが、雑な作戦によってヒミコは敗走する。
そして自領へ戻る途中、ヒミコは盗賊に襲われて絶体絶命に陥る。
その時、一人の男が天から現れた。
その男は成り行きでヒミコに力を貸すことになるが記憶を失っていた…。
英雄戦姫のシステム
プレイヤーは美女だらけの世界で唯一の男となり、日本をモチーフにしたジパングを統一し、やがて世界各国へと進軍し世界征服を目指します。
全体マップではターンごとに行動ポイントの数だけ戦略に関するコマンドが実行できます。
「兵力管理」では各英雄の兵力を増強したり補充ができます。
兵力の数は戦闘中のHPとなり、攻撃力にも影響しますので資金に余裕がある時は合間合間に実行するべきところです。
各英雄は攻撃力、防御力、速度の数字や武器属性が異なります。
特定の英雄や武器属性に偏るよりは、なるべくバランスを考慮して様々なタイプの兵力を増強していく方がいずれ対戦する各国にも柔軟に対処しやすくなります。
「ミッション管理」では隣国に進軍する際や各英雄との親交イベントに関するミッションを選択できます。
ミッションは実行する参加英雄を数人選択し、条件となる各スキル(探索・交渉・研究・作成・航海・登山)の数値を一定値より上回る必要があります。
各英雄を対象としたミッションは、交流イベントやHイベントが展開されるだけでなく新たに技を習得することもあります。
最終的には強力な「英雄技」を覚えるので一人一人最後まで終わらせることをおすすめします。
他国に進軍すると戦闘シーンに突入します。
自国、敵国とも最大6キャラまで出撃ができ、6×3の戦場で繰り広げられます。
中央より左側3×3のマスに自軍の英雄を配置した後は順番が回ってきたからキャラから行動が可能です。
戦闘では武器属性によって前線で強力なアタッカーとして活躍したり、敵軍と離れても遠距離攻撃ができたり、複数の敵を同時に攻撃することもできます。
キャラの攻撃力や防御力だけでなく速度や所持している技も大きく影響してくるのでシンプルですが非常に戦略性の高い戦闘を楽しむことができます。
なお左上のゲージが上がり、ブレイブポイントを貯めることで強力な英雄技を発動して一気に戦況を有利にもっていくこともできます。
各国に進軍して勝利していけばどんどん自軍に多くの英雄が加わってくれます。
英雄戦姫のレビュ―
【採点は10点満点、総評はトータル】
キャラクター
【10点】
60人以上の歴史上の英雄と同名の美少女キャラが登場しますが、タイプが違い個性の強い可愛い子ばかりです。
さらに一人一人のキャラ設定やイベントがあるので非常に丁寧に作られてる印象があります。
戦闘においても大まかな武器性能(職業)が割り振られていますが、射程範囲や個人が独自で所有する技が異なることで差別化がされ、どのキャラクターにも場面ごとにあった活躍が期待できるのが素晴らしいです。
ちなみにこのゲームにはアリスソフトの戦国ランスに登場する上杉謙信も特定の条件で登場し、仲間に加わってくれます!
戦国ランスのゲーム紹介 戦国ランスはアリスソフトの大人気・ランスシリーズの第7作目です。 従来のランスシリーズはほとんどがRPGですが、今作は日本の戦国時代をモチーフにしたJAPANで繰り広げられる地域制圧型の戦国シミュレーショ[…]
エロCG
【7点】
エロシーンは残念ながら全てのキャラにあるわけでなく、乳首すら見せてくれないキャラも数人います。
キャラクターデザインが素晴らしく設定がきちんとされているだけに
エロシーンが中途半端なのは本当にもったいないことで、お好みだったキャラのシーンがないという方には余計に不満を感じるかと思います。
ただ今回あまり見れなかったキャラの何人かは2作目の「英雄戦姫GOLD」でいくらか補填されています。
システム
【9点】
戦国シミュレーションというとコマンドが多かったり面倒な印象を受けますが、このゲームは全体マップ上で戦略に関するコマンドが少なくシンプルでテンポのいい国取りゲームとなっており基本は兵力を増強し、ミッションをこなし、他国に進軍するだけです。
コーエーテクモゲームスの「信長の野望」や「三國志」のようにシステムが複雑でコマンドが多い戦略シミュレーションは合わないと思ってる方でも手軽に美少女達との対戦が楽しめます。
戦闘ではパラメーターの数値は大事ですが、攻撃力より速度が重要になったり、攻撃範囲や所持している技と英雄技、バフ効果など様々な要素が絡んでくるので対戦する国の編成によって有効な英雄の組み合わせを考えるのも面白いです。
難易度のバランス
【8点】
通常なら序盤はほとんど苦戦することもありませんが、後半以降は戦闘時の采配を間違えると何もできずにやられたりなど難易度はそれなり高くなります。
またゲーム途中で他国に進軍する際、稀に推奨するルートよりも難しいルートを選択して制圧することで貴重なアイテムを得られます。
ただ、その場合は難易度が上がるのでゲーム展開がより厳しくなります。
もし戦闘でなかなか勝てないと思ったら上に書いたように英雄のパラメータだけに捉われず、有効となる属性、所持している技などを試行錯誤してメンバーを選定することで有利に進んで勝てるようになることもあります。
音楽
【6点】
キャラクターや全体のグラフィックの雰囲気にあって全体的に明るいBGMが多くカッコいいと思える曲はあまりありませんでした。
ただ序盤の邪馬台での戦闘など「これが戦闘シーン?」と思えるような和風テイストの心和むような名曲もあったりします。
総評
【40点】
英雄戦姫は良くも悪くもシンプルな地域制圧型シミュレーションゲームです。
内政やら外交やら計略など本格的な他国との戦略合戦を楽しみたい方なら信長や三國志を購入する方がおすすめですが、シンプルにサクサクと進行し多くの美少女との対戦・交流をされたい方なら英雄戦姫の方が楽しめると思います。
60人以上の美少女キャラ一人一人の魅力が伝わるように細かく丁寧に設定されているのは賞賛できるところですが、その一方でエッチシーンが中途半端になったのは本当に残念なところです。
ちなみに後半はミッションの大渋滞となって消化していくのが大変になります(苦笑)。
シンプルでありながらキャラが多いのも関係してかゲーム全体のボリュームがあるので長時間遊ぶことができます。
とにかくこのゲームの最大の魅力は歴史上の偉人の名を冠する美少女がたくさん登場することです!
誰がどのような形で仲間に加わりどのような能力を発揮するか?
ゲームプレイ中は常にこのワクワクが止まらない期待感で溢れてます!