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【ランス03 -リーザス陥落-のレビュー】一気に遊びたくなるゲーム性のランス3リメイク版!

ランス03のレビュー

ランス03 -リーザス陥落-のゲーム紹介

「ランス03 -リーザス陥落-」は、2015年8月にアリスソフトからリリースされたRPG+ADVです。

この作品は1991年にPC98シリーズなどで発売された「Rance III -リーザス陥落-」のリメイク版となります。

 

システムの変更、グラフィック、BGMの強化の他、シリーズで初となるキャラクターボイスが施されてるのでランス達の声を聴くことができる唯一の作品となっています!

 

ランス03 -リーザス陥落-のストーリー

ランス03のレビューリーザス王国に対するヘルマン国の侵攻は何度か失敗に終わっていたが、ヘルマン国が魔人と手を組んだことによりついにリーザス王国は陥落してしまった。

この事態にリーザス王女のリアはランスへ救援要請をする為、忍者のかなみへ希望を託す。

 

しかし魔人に対抗する為に必要な王家の聖武具3点のうちランスはそのうちの剣と盾を金銭に替えてしまっていた…。

ランスは聖武具を取り戻し解放軍と力を合わせリーザス奪還を目指すことになる。

 

ランス03 -リーザス陥落-のシステム

ランス03のレビューこのゲームはマップ画面から目的の場所を指定して移動することになり、移動中は敵のと戦闘シーンが発生することもあります。

 

ランス03のレビュー各街の中では情報を得ながら武器屋で買い物したり自宅や宿屋で休憩ができます。

 

ランス03のレビュー各行き先では稀に「なんか話す」「なんか襲う」などコマンドによって相手とのやり取りを進めるアドベンチャー要素もありイベントに関わってくる場合もあります。

この辺りはランス1のリメイク作品である「ランス01」と同様のシステムが採用されています。

 

ランス03のレビューそしてマップ上から各冒険先、ダンジョンなどに移動した後は探索開始です。

この辺りもランス01と同様で、ランスの前方、右前、左前のいずれかのカードを選択して一歩ずつ進行して目的地を目指すことになります。

途中には敵と遭遇したり宝箱を発見することもあり、先が見えないところでは緊張が高まります。

 

ランス03のレビュー戦闘が予想される場合は事前にキャンプ画面で使用するスキルを配置しておく必要があります。

「参加メンバーを選ぶ」というよりは「キャラクターの所持するスキルをセットする」という概念で、スキルをセットできる枠は限られています。

 

例えばスキル枠が5つの場合、パーティの中の5人が一つずつスキルセットしてもいいですし、
ランスのスキルだけ4つセットして残りの1つは他のメンバーのスキルをセットするという方法もあります。

キャラクターごとに得意・不得意があるので場面に応じて最適なスキルをセットしていくことが重要となります。

 

ランス03のレビュー戦闘シーンではオリジナルのタクティカルバトルから仕様変更され、事前にセットしたスキルを選択して戦うパーティーバトルへと変貌を遂げています。

スキルによっては一度実行するとクールタイムという待機時間が発生することもあり、表示されたターン数が経過しないと再び実行することができません。

肝心な時に使用できないという事態がないように注意が必要です。

 

このように「ランス03 -リーザス陥落-」は、マップ上で目的地を選択してカード選択型のダンジョンで敵と戦いながらパーティーを強化し、ボスを倒すなどの目的を達成して最終的にリーザス奪還を目指すことになります。

 

ランス03 -リーザス陥落-のレビュ―

【採点は10点満点、総評はトータル】

キャラクター

【9点】

ランス03のレビュー

今作はランス3のリメイク版であり、実際に発売されたのはランス9とランス10の間の2015年8月になります。

 

初期のランスシリーズはわりとキャラクターのタッチが作品ごとに若干変化をしたような印象でしたが、今回は比較的形が安定した後期(ランスⅥ以降)に近いタッチに寄せられて描かれています。

ただ先にリリースされたランス9の画面のアスペクト比が16:9だったのに対し、その後に発売された本作は一昔前の4:3のグラフィックとなっているのが残念なところです。

 

その代わり登場するキャラクターに声優が起用され、ランスのしゃべる声が聴けるシリーズ唯一の作品となっています。

主に登場する女性キャラはシィル、リア、マリス、フェリス、かなみ、マリア、志津香などです。

過去に多くのランスシリーズをプレイされてた方ほど興味は高まるかと思います。

さすがにその後に発売されたランス10では登場するキャラクターが多すぎるせいかキャラクターボイスは撤廃されていました。

 

エロCG

【9点】

ランス03のレビュー

リメイク作品とあって、キャラクターはもちろん、エロCGも非常にクオリティ高く描かれています。

CGは全96シーンあり、とくに意識しないで進めた私でも逃したのは2シーンだけなので全CG回収はそれほど困難ではないかと思います。

また今作の女の子モンスターは性的な攻撃でにとどめを刺すことでCGが回収できます。

 

システム

【10点】

街でのアドベンチャー要素、ダンジョンの移動など「ランス01」をベースにしているところを感じます。

普通のRPGでは戦闘に参加するメンバーを選択することで使用しますが、本作では使用したいスキルを事前に選択しておくというのがなかなか斬新で面白いところです。

クールタイムが長いけど全体攻撃を使用するか、回復優先にするか、毎ターン攻撃できるスキルで挑むか、ユーザー一人ひとりに何パターンもの戦略が楽しめるこの戦闘システムは秀逸です。

 

街などでのコマンド選択によるアドベンチャー要素はおそらく賛否両論かもしれませんが、RPGにアドベンチャーを融合させることでゲーム進行上の気分転換などに役目を果たしているので私は気に入ってます。

 

難易度のバランス

【9点】

ランスシリーズの中で比べると戦国ランスやランス10ほど負けを繰り返すようなことは記憶になく、ランス9のようにふんばれるか否か無茶な運頼みの戦闘などもなくバランスはかなり良く遊びやすいです。

仮に戦闘でどうしても勝てないと思ったら設定するスキルを入念に考慮して挑めば意外にあっさりと突破できたりすることもあるのでそこも評価できるところです。

 

音楽

【8点】

ランスシリーズはどれもゲームそのものは面白いですが、どうしても音楽だけは「我が栄光」以外は、とくに印象に残るものはありませんでした。
すべてが標準以上のクオリティーであることはわかるのですが…。

ただ、シリーズ最終章となったランス10は全体的に良曲が多いです。
それを10点とするならば今作は8点くらいが妥当な評価と思います。

 

総評

【45点】

トータル点数の評価でいえば本サイトで紹介しているゲームの中ではトップクラスです。

 

本作はランス1のリメイク版であるランス01をベースにより進化させたシステムとなっています。

リーザスが陥落するというのに、魔人に対抗するために必要な聖武具をランスが売ってお金に換えていたという、ちょっと笑える事実から繰り広げれられる「ランス」のストーリーにグイグイ引き込まれていきますし、ダンジョンの移動、戦闘シーンなども楽しく一気にプレイしたくなるほどです。

また本編以外にもサブストーリーがあり、強敵との対戦やCGの回収ができるなどのおまけ要素もあります。

 

本作の一つ前に発売された作品が「ランス9 -ヘルマン革命」ということもあり、パットンというキャラクターの性格や立場がまるで真逆のように感じられ続けて遊ぶと色々と変化が楽しめます。

数多くの女性キャラが出てくるランスシリーズ初期の作品ですが、特に主力であるリアやかなみやマリア、志津香はでてきますのでいつものランスシリーズは健在です。

そしてランスの声を是非、聴いてみてください!

 

なおダウンロード版はWindwos10に対応しています。

 

ランス03のレビュー