天冥のコンキスタ -魔族制圧編-のゲーム紹介
2020年の5月に発売されたエウシュリーの「天冥(てんめい)のコンキスタ」は、敵軍を次々と捕獲して自軍に加えて進行するシミュレーションRPGです。
今回ご紹介する「天冥のコンキスタ -魔族制圧編-」は物語の第2部にあたる作品となります。
こちらは大型アペンドディスクとして発売され、前作がインストール済みでクリアデータのあるPCにインストールすることで使用でき、さらなるストーリーやキャラクターの追加や新要素を施して遊ぶことができます。
また2022年7月29日は第3部となる「天上決戦編」の発売も予定されました。
本ページの後にも簡単にですが併せてご紹介させていただきます。
天冥のコンキスタ -魔族制圧編-のストーリー
前作「天冥のコンキスタ」で人間の姿となってしまったクラウスは仲間の睡魔であるヘルミィナとともに天使軍を打ち破った。
天冥のコンキスタのゲーム紹介 「天冥(てんめい)のコンキスタ」は2020年5月にエウシュリーから発売されました。 このゲームは戦場で魔物を捕らえることで味方ユニットとして使用でき、 ゲームをプレイする時間が足りないというユーザ[…]
そして今回、クラウスは天使の残党の撃破や個々に力を蓄えている魔族の制圧に打って出る。
天使の拠点である聖禦の霊峰(せいぎょのれいほう)をあとにし、やがて白と黒の2対の翼を持つ天使ラムエルと出会うことなる。
今作から登場するメインヒロインのラムエルは剣と魔法を使いこなす万能キャラとして活躍が期待ができます。
天冥のコンキスタ -魔族制圧編-のシステム
このゲームは前作同様にステージクリア型の構成となっています。
ストーリーイベントの後にインターミッションで戦闘の準備を行い、その後のシミュレーションパートで戦闘をして勝利すれば次のステージへと進みます。
インターミッションではアイテムの確認や各ユニットの装備変更の他、ユニットの成長などができます。
戦場で捕らえた魔物などは「契約」をすることで味方ユニットとして使用できるだけでなく、一部キャラや種族に対してはエッチイベントが発生することがあります。
また「生贄」は消失することになりますが儀式ポイントに変換できます。
儀式ポイントはユニットのレベル上げやクラスチェンジなどに必要となり、戦闘中でも成績に応じて取得できます。
そして今作では前作で成長が止まった種族に対しても新たな種族へとクラスチェンジも可能となりました!
戦場マップ、戦闘システムにおいては前作と大きな変化はありません。
指定された勝利条件を満たせばステージクリアとなりますが、「特別任務」として複数あるミッションを達成すれば儀式ポイントやアイテムを取得することもできます。
基本的にターンの回って来たユニットを移動させたり敵軍に攻撃することになり、攻撃範囲に敵軍がいる場合は移動と攻撃をワンクリックで実行できます。
キャラクターや種族によって移動制限があったり得意な地形なども異なるので、事前に編成画面で敵軍のタイプやマップの地形を確認して最適なメンバーで臨むことが重要となります。
そして戦場マップではただ単に敵軍を倒すだけではなく、捕獲することも必要です。
マップによっては特定の種族のユニットを多く所持していると自軍が有利になる場合があるのはもちろんですが、同じ種族でも儀式ポイントを使用して成長させるよりもマップ上ではじめからレベルの高いユニットを直接捕らえた方がポイントを節約できますし、魔物を多く捕獲することでミッションのボーナスももらえます。
兎にも角にも一体でも多くの敵軍を捕獲することが自軍強化への近道となります。
なお、捕獲方法も前作と同じで大きく二つに分かれます。
(以下は前作の「天冥のコンキスタ」の紹介記事より抜粋)
そしてメインシステムである捕獲ですが、方法は大きく分けると二種類あります。
一つは主人公であるクラウスによる「捕獲攻撃」でとどめをさす方法です。
通常攻撃と同じ攻撃力ですが射程はわずか1です。
もう一つはパートナーであるヘルミィナや一部の種族が使用できる「睡魔の接吻」などの魅了系攻撃です。
こちらをターゲットに命中させることで魅了ゲージが蓄積されていき、何度か命中させ100%にした後でとどめをさせば捕獲できるようになります。
ただし相手のHPに対してはダメージを与えることはできません。
クラウスの捕獲攻撃に比べて少し面倒ですが、こちらは射程距離もあり100%にした後は誰がとどめをさしても捕獲できるのが利点です。
このゲームはただ単にステージをクリアしていくだけでなく、余裕の許す限り捕獲を繰り返しインターミッションでレベルを上げたり上位種族を誕生させ自軍を強化していかなければ後々辛い展開になります。
なお、前作からのデータを引き継いで始めるので、序盤から自軍ユニットは魔物だけでなく人型の天使なども多くいます。
時には濃厚なエッチシーンを楽しみつつ歯ごたえのあるシミュレーションが楽しめます。
天冥のコンキスタ -魔族制圧編-のレビュ―
【採点は10点満点、総評はトータル】
キャラクター
【8点】
女の子のキャラクターは新キャラのラムエル以外はほとんど前作に登場した天使たちばかりとなり、ストーリーはそのまま継続しているのでほとんど同じなのは仕方のないところですが「第2部」という時点でユーザーはその辺りをご理解されていると思われます。
それ故に前作のシステムやキャラが好きになれなかった方は今作の購入は避けると思われますが、逆に気に入った方は同様の満足を得ることができると思います。
エロCG
【8点】
エロシーンについては新キャラのラムエルや一部種族だけでなく、既存キャラに対しても新たなイベントが追加されてます。
ほとんどが前作と同じキャラで進行するので好きなキャラが多いほど新たなエッチシーンもより満足できるかと思います。
ただ、魔物のエッチシーンについては好みが分かれるかと思い、私は前作からそこはあまり期待しないと割り切ってます(苦笑)。
システム
【8点】
システム面も基本的に前作をそのまま流用しているので大きな変化はありませんが、前述したとおり前作で成長がストップした種族に対してもさらなる上級職へのクラスチェンジが可能となったのは評価できるところです。
ただ、やはり必死に育てた魔物も後のマップであっさりとレベルや上の種族が捕獲できるところは(なんだかなぁ~)と思うところは同様の不満です。
難易度のバランス
【5点】
前作では序盤からそこそこ敵が強く、何度も捕獲して成長させて適切なメンバーで挑んでいく展開でした。
言い方を変えるとマメな捕獲作業がそれなりに必須であり怠るとその後が辛い展開となります。
その仕様は今回も変わりません。
プレイするにあたって前作の最強データを引き継いでるのが大前提にあるとはいえ、同様に難易度は最初から高いのです。
私は前作を2周目クリアしたデータで今回始めたのでほどよい難易度でしたが、ネット上では「調整がされているのか?」と疑問の声が挙がってるほどの難易度です。(おそらく普通は1周クリアしたデータを引き継いでる)
確かに私の2周クリアのデータでも苦戦するマップが序盤にあったので1周クリアのデータを引き継いだら余計に難しいというのは容易に想像できます。
音楽
【8点】
BGMはほとんど増えいていないので前作と同じ評価となります。
戦闘中などは良曲が多いです。
総評
【37点】
前作とほとんど同じシステムを流用しているので「難易度のバランス」以外の点数は同じとなり、難易度で評価を下げた理由としてはやはり序盤からの難しさがより強くなった印象があるからです。
最強データを引き継いでもそれを上回る雑魚敵が多いマップが続き、気持ち的に萎えてくるユーザーはいるかと思います。
私は同じエウシュリーの戦女神シリーズは「天秤のLa DEA。」からプレイして非常に面白く楽しめました。
ただその後に、過去に発売された「ZERO」や「VERITA」を遊びましたが、この時代のエウシュリーのゲームは序盤からマップが複雑だったりボスだけでなく雑魚敵までも強いのばかりで非常に理不尽でしんどく感じ、いかに天秤がバランスよく遊びやすく調整されたゲームだったとわかりました。
このコンキスタの「魔族制圧編」に関してもその当時へと逆行したかのように難易度が上がっています。
当然、前作を遊んだ方がプレイすることになりますが前作以上の辛い連戦が展開されるということをご理解ください。
もちろんですが、戦闘中やキャラクターの成長などゲームとしては非常に面白いですし、エッチシーンも可愛い女の子ばかりなので非常におすすめできますし、捕獲を作業と捉えず強化する過程として楽しめるなら合っていると思います。
それに新しいフルプライスのゲームを買うよりも、格安で「新たなコンキスタ」を入手して楽しめるのは前作を遊んだファンからすれば魅力的です。
※「魔族制圧編」をプレイするには下記の「天冥のコンキスタ」本体のインストールとクリアデータが必要です
天冥のコンキスタのゲーム紹介 「天冥(てんめい)のコンキスタ」は2020年5月にエウシュリーから発売されました。 このゲームは戦場で魔物を捕らえることで味方ユニットとして使用でき、 ゲームをプレイする時間が足りないというユーザ[…]
2022年7月発売予定の第3部・天上決戦編も予約開始!
天命のコンキスタは、第2部の【魔族制圧編】に続き、
2022年7月29日には第3部の【天上決戦編】の発売も予定されています!
魔族との戦いを終え、第3部の目的地は天使の聖地『聖禦の霊峰(せいぎょのれいほう)』。
クラウスたちとの新たな戦いが開幕します。
現在は事前予約での購入が開始され、ダウンロード版につきましては発売日の7月29日0時からの配信が可能となっています。
【注意】
このゲームを遊ぶには【天冥のコンキスタ】と【天冥のコンキスタ -魔族制圧編-】がインストールされた環境でいずれもクリアしたセーブデータが必要です。
また、パッケージ版とダウンロー版の互換性があるのでインストールは相互にできます。
天冥のコンキスタ3部作セットもおすすめ!
【天冥のコンキスタ】【天冥のコンキスタ -魔族制圧編-】【天冥のコンキスタ -天上決戦編-】のコンキスタ3部作がセットになったコンプリート版も登場しました!
このコンプリート版の種類によっては
【天冥のコンキスタ】初回購入特典に付属していて現在は手に入らない「天使の捕獲もリリィにお任せ!DISC」と「突撃!!青い看板のお店 DISC」の2つの特典アペンドディスクも収録されています。
単品で3作それぞれ買いそろえるよりも大変お得なので「コンキスタ」をプレイされたい方は価格的に非常におすすめです。
【注意】
2022年7月17日現在、ダウンロード版を購入してすぐ遊べるのは【天冥のコンキスタ】【天冥のコンキスタ -魔族制圧編-】のみとなります。
【天冥のコンキスタ -天上決戦編-】と特典アペンドディスクは発売日である7月29日(金)0時からダウンロード開始となります。
パッケージ版も音楽CD付属版も【メーカー公式】を購入ならダウンロード版同様、非売品のアペンドディスクは付属されます。(限定生産)
ただ、ダウンロード版のように【天冥のコンキスタ】【天冥のコンキスタ -魔族制圧編-】が先に遊べるわけではなく、すべての商品は7月29日前後に配送されます。