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【同級生(リメイク)のレビュ―】恋愛アドベンチャーのジャンルを確立したエルフの名作

同級生のレビュ―

同級生のゲーム紹介

同級生は1992年の12月にパソコンのPC98シリーズでエルフ(elf)からリリースされた恋愛アドベンチャーゲームです。

ゲームの中で女の子と恋愛し、心も体も結ばれるいたってシンプルな目的を秀逸なゲームシステムで多くのユーザーの心をガッチリと掴みました。

以来、「恋愛アドベンチャー」というジャンルが大ブームになった礎を築いたのは間違いなく同級生です。

 

同級生の種類

同級生はその後windowsや家庭用ゲーム機に多く移植されました。

windows版は大きく2種類あり、PC98の仕様に準拠した「オリジナル版」と
グラフィックや一部エンディングをリメイクした「windows版」です。

 

さらに1992年は人間性、ドラマ性を重視した「同級生2」が発売され、こちらもアダルトゲームでありながら前作以上のの大ヒットゲームとなりました。

 

同級生のレビュ―
それから長い年月が経ち…

2021年2月にはグラフィックやシステムを一新した「同級生リメイク」もwindows対応ゲームとして発売されました。

 

今回、このページでは最初にリメイクされた「同級生 windows版」をベースにご紹介させていただきます。

 

同級生のストーリー

先負(さきまけ)学園に通うたくろうは両親の仕事の都合で一人暮らしをしていた。

女の子が大好きでその破天荒な性格から学校ではトラブルメーカーとして有名だった。

 

そんなたくろうも高校生活最後の夏休みに入った時、「恋愛をしたい!」という気持ちが強くなり行動に移すことになる。

 

同級生のキャラクター

「同級生」には竹井正樹氏がデザインした女の子が14人登場します。

メインヒロインの桜木舞を筆頭に、登場するのはクラスの女子だけではなく、担任の先生、保健室の校医、ショップ店員、OLなどルックスや性格は様々で魅力的なキャラクターばかりです。

 

【同級生や下級生のヒロイン】

・桜木舞(さくらぎ まい)


・田中美沙
(たなか みさ)

・黒川さとみ(くろかわ さとみ)


・鈴木美穂(すずき みほ)

・仁科くるみ(にしな くるみ)

【たくろうより年上のヒロイン】

・芹沢よしこ(せりざわ よしこ)


・斎藤真子(さいとう まこ)


・斎藤亜子(さいとう あこ)


・正樹夏子(まさき なつこ)


・田町ひろみ(たまち ひろみ)


・佐久間ちはる(さくま ちはる)


・真行司麗子(しんぎょうじ れいこ)


・成瀬かおり(なるせ かおり)

・草薙やよい(くさなぎ やよい)

同級生のゲームシステム

同級生のレビュ―ゲームはたくろうを操作し、女の子との出会いを求めて先負町を駆け回ります。

このゲームは目的の女の子と結ばれるという以外に細かいルールはありません。
プレイヤーの好きなタイミングで目的の場所に移動するだけです。

 

同級生のレビュ―学校をメインに駅や公園、お店などの各施設に移動することで女の子と出会うことがあります。

始めはちょっとした世間話で終わっても、何回か色々な場所で会うことでどんどん親しくなり、やがてデートに誘うことができるようになります。

 

なお「同級生」では各施設に移動することでゲーム内の時間が経過します。
ヒロイン達はある程度の行動パターンが決まっていて時間によって出現する場所も変化するのでゲームをしていく中で自分で分析していく必要もでてきます。

 

同級生のレビュ―学校は夏休みでもクラスメイトが多く登校する出会いの宝庫す。

ただ、校舎内では移動できる場所が多く、各教室に入るだけでなく階段を昇降するだけでも時間が経過するので注意が必要です。

 

同級生のレビュ―

各ヒロインにはたくろうに対する好感度が設定され行動次第で増減します。

やがてデートイベントが発生したり正しい選択肢を選んでいけばどんどん仲良くなり、ヒロインごとの重要イベントが待ち構えています。

 

同級生のレビュ―その重要イベントを達成することで女の子はもうたくろうに夢中になります。

もはや自然な流れでお互いを求めることに…。

 

このゲームで行動できる期限は夏休みの後半である8月10日から8月30日までとなり、最終日の8月31日には気になる女の子を呼ぶ出して愛の告白をします。

そこで了承を得ればめでたくハッピーエンドとなるのです!

 

すべては夏休み中の行動にかかってます。

 

同級生のレビュ―

【採点は10点満点、総評はトータル】

キャラクター

【8点】

同級生のレビュ―

竹井正樹氏の描く特徴的なキャラクターの数々が「同級生」の魅力を引き出しています。

ただ、ヒロインの一人であるくるみがWindows版では下級生に変更さたことで、
タイトルが「同級生」でありながら登場する同級生は実質14人中4人だけとなりました。

強調しますが14人すべてが女子高生というわけではありません。

 

半分くらいならともかく4人だと明らかに少ない数であり、女子高生のパンチラやおっぱいのグラフィックを目当てでこのゲームを購入した方からすれば悪い意味で「やられた!」と思うでしょうし、私も「そ、そうですね!」としか言えません。

まぁ私は亜子さんが一番好みだし、半分以上のキャラクターには満足してるのですが、タイトルに幻想を抱かせるかのように女子高生が少ないことについてはマイナスしています。

 

エロCG

【8点】

同級生のレビュ―
同級生ではたくろうが女の子達とエッチするまでにはそれなりの見えないルートが存在し、うっかり重要イベントを逃したりするとそのキャラとのエッチは絶望的となります。

そしてようやく苦難を乗り越えその時がきたとしても、テキストはシンプルで1人あたりCGは2枚程度です。

私はあっさり目なのが好きですが、本番シーンを重んじる方にはおそらく満足できないかもしれません。
増してやオリジナルが古いゲームというのもあり、昨今のエロゲーに慣れ親しんでる方からすればここは意見が分かれるところです。

 

私はむしろ、上着、スカート、ブラ、パンツなど徐々に脱がしていく演出は非常に素晴らしいと思いますし、ダラダラ10分くらい官能小説を読まされるゲームよりは同級生のようにダレることなく終わってくれる方が好みです。

そもそもエロゲーによっては好きなキャラでもまともなエロCGがエッチシーンでしか見れず、最悪なことにいきなり裸でしかも行為が始まってる作品も多く、そんなんじゃ私は満足できません!

 

その意味でいえば同級生はエッチシーンだけではなく、日常の会話シーンでまだ親しくもない段階でもパンチラなどハプニング的なソフトエロが見れたりすることが最大級に評価できるところです。

個人的には9か10にしたいところですが、「キャラクター」の項目同様、「同級生」というタイトルの意味から考えると若干マイナスにしています。

 

システム

【10点】

システム面については時間以外の制限はなく何よりも自由度が高くプレイヤーの行動によって変化するのが何度も楽しめるように工夫されているので素晴らしいです。

 

難易度のバランス

【7点】

登場するヒロインが14人もいるので攻略する為の難易度は様々です。

一部ではある女の子との仲が深まると片方のフラグが折れて攻略が不可能となります。
ゲームを進めて両者の関係性を考えればある程度は予想できます。

さらにキャラによってはまったく別のキャラクターとのイベントが関係してくる場合があり、
ある女の子とデートすることで新たに出現する場所であったり、またある女の子とエッチ済みなのかも影響してくるので難易度が一気に跳ね上がる場合もあります。

音楽

【8点】

BGMはグラフィック同様にPC98版をベースにアレンジされています。

キャラクター専用のものからエッチシーンなど良曲が揃っています。
中でも追加されたエンディング曲は幸せを物語る曲調に泣けてきます。
(本サイトで紹介している「同級生windows版」でのみ確認)

 

総評

【41点】

魅力的なヒロイン達、独特で自由度の高いゲームシステム、キャラごとに異なる難易度。
全体を通して同級生がヒットした理由がゲームをプレイしていくことでより伝わってくると思います。

さらに「windows版」では全体マップから目的地を移動できるようになったのでボイスの追加やグラフィックの強化も含め、文句なしのリメイクで仕上がっています。

 

同級生を初回でプレイすると誰といつどこで出会ったり、重要イベントがどのようなフラグ立てで発生するのかノーヒントだとちょっと難しく感じる部分もあり、たまたま運が良かった為に遭遇できたイベントなどもあったりします。

ただ、どのみち一周で全員同時攻略は不可能なので初回は欲張らず好きなように自由に行動して二周、三周とじっくり遊ぶ方が結果的に楽しめると思います。

ちなみに先負町のどこかにはキャラごとの好感度や攻略のヒントを教えてくれる場所があります。

 

同級生はターゲットの女の子だけでなく選択肢や行動するパターンを変えるだけで
初回とはまったく違ったドラマが展開されるのでじっくりと隅々まで遊んで欲しい作品です。

そして何よりも恋愛とゲームを結び付け、
恋愛アドベンチャーというジャンルを確立した功績は賞賛するべきところです。

ゲームの中で1人の女の子と結ばれる喜びや達成感を味わえるので、ゲーム性のあるアダルトゲームが初心者の方でも熱中できると思います!

 

同級生をご購入される場合

同級生のご購入をご検討されてる方には、2021年2月に発売された「同級生リメイク」が一番おすすめです。

 

同級生リメイク

こちらはキャラクターデザインのベースを残したまま、すめらぎ琥珀氏によって描き直されグラフィックはフルHDに対応しました。

さらにイージーモードやクラシックモード、クイックセーブなども搭載しシステムが強化されて遊びやくなっています。

※同級生リメイクには通常版と豪華版があります。

 

同級生リメイク

 

竹井正樹氏ベースのキャラデザや少しでも安値で購入されたい場合は以下の「同級生」になります。

2021年4月現在、同級生は2種類ありますのでお好みの方を選択してください。

 

【オリジナル版】
ボイスなし、システム、グラフィック共にPC98版に準拠。
ただし2007年の規定により一部シーンの表現は修正されています。

 

【Windows版】
フルボイス対応、グラフィックはリメイク、シナリオや一部ヒロインの性格変更、エンディングの差し替えなど。
一部のエッチシーンはソフトに修正されています。

本ページの紹介内容、使用画像はこちらをベースにしています。

 

※いずれもWindos7/8.1/10に対応したダウンロード版です。

 

 

 

また興味があれば女の子一人一人の人間味をさらに重視し、ドラマ性や難易度が増した「同級生2」も続けてプレイしてみて下さい。

こちらはキャラの約半数が「同級生」となりました!(笑)。

 

同級生2

 

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